特殊清掃現場リポート~30代男性の孤独死~
故人様とお部屋について
性別:男性 体形:中肉
部屋の間取り:2DK
亡くなられた場所:洋室
SOSへの連絡から特殊清掃実施までのスケジュール
死亡時期(6月)→発見時期(7月末)→問合せ(7月末)→現地見積もり(4日後)→特殊清掃(10日後)
真夏の暑い季節、当社へ1本のお電話がありました。
「男性入居者が孤独死してしまったマンションの特殊清掃をお願いしたい」
管理会社様からのお電話で、入居されていた男性が室内で亡くなられてしまったとのことでした。内容をお聞きすると、家賃の滞納が発生し、もしやと思いお部屋へ駆けつけると
洋室で既にお亡くなりになっていたようです。
管理会社様の素早い判断でご遺族様に連絡されてご遺体を運び出した後、すぐに当社へご連絡いただきました。
予定を調整し、お問い合わせから4日後に現地見積もりをさせていただきました。
臭いと害虫が多かったので初期消臭と初期害虫駆除、臭い漏れを防ぐための養生は無料でさせていただき、荷物の量や汚染レベルを確認して見積書をお出しいたしました。
管理会社様からは、当社の初期対応が良く、現地見積もりで会った時のスタッフの印象とスピードが速いのが良かったと仰っていただき、当社にご依頼をいただくこととなりました。
特殊清掃当日。
故人様への敬意を払うため合掌して入室しました。
故人様が賃貸住まいの場合の孤独死は、家賃の滞納で亡くなっていることが発覚するケースが多いです。6月といっても暑い日もありますので、今回のように発見まで約2ヶ月を要してしまうと、故人様のご遺体からは体液が漏れ出てしまっていることがほとんどで、体液が床下にまで染み込んでしまうとフローリングの解体を必要とします。また、壁紙にもニオイが付いてしまっている場合は壁紙を剥がす作業も行います。今回は特殊清掃に加えて、フローリングの解体と壁紙を剥がす作業をおこないました。
孤独死や自殺など、人が亡くなられてから相当な期間発見されなかったお部屋というのは、想像を越えるニオイと害虫が発生しています。そのためご遺族様や管理会社様で多いのが、窓をあけたり、換気扇をつけてしまうという行為です。
これは決してやってはいけません!
害虫はご遺体を媒体として発生します。そんな害虫や病原菌を含んだニオイがマンションの共用部分や屋外に出てしまうと近隣からのクレームや2次感染にも繋がります。
「ニオイや害虫をすぐに抑えたい」「体液が下の階に行ってしまう可能性があるので早く清掃してほしい」など、特殊清掃は緊急を要する場合がほとんどですので、当社では即日現地見積もり、即日作業も可能です。もし特殊清掃を必要とする場合には、当社にご連絡いただければすぐに駆けつけます!
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