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特殊清掃の料金・相場。清掃時期や間取り、作業内容で費用はどのくらい違う?

特殊清掃をどこに依頼すべきか迷ったら、料金が重要な判断材料となります。しかし、かかる費用が小さいことを売りにしている業者に安易に依頼すると、結果的に損をするかもしれません。具体的にみていきましょう。

特殊清掃の料金・作業内容が変わるポイント

まずは、特殊清掃の費用や作業内容について説明します。孤独死は案件の状況ごとに特殊清掃として必要とされる作業が異なるために、状況に応じて特殊清掃の値段を考える必要があります。

 

孤独死が判明するまでの期間

 

特殊清掃の値段は、一般的には亡くなってから遺体が発見されるまでの期間によって変動します。亡くなってから発見されるまでの期間が短いほど特殊清掃の価格は低くなり、逆に期間が長いほど特殊清掃の費用は高くなります。

 

このような相関関係が生じるのは、遺体の腐敗の進行具合が原因です。人が誰にも看取られずに亡くなり、そのまま放置されていると、時間の経過と共に遺体が腐敗します。放置される期間が長いほど腐敗の進行具合も大きいために、臭い・害虫・現場の汚損具合も酷くなります。つまり、それだけ特殊清掃の作業量が増えるために、費用が多額になるのです。逆に、亡くなってからすぐに孤独死が判明したときには、遺体の腐敗がまったく進行していないということもあるでしょう。この場合、現場の清掃作業がほとんど必要ないのであれば、特殊清掃の値段はかなり低額になります。

 

例えば、こちらの図をご覧ください。

成仏SOS清掃実績金額

 

図の左右が、孤独死が判明するまでの期間、つまり、遺体がそのまま放置されていた期間の長さを示しています。左側ほど期間は短く、右側にいくほど期間が長いという関係です。春夏秋冬、どの季節について見ても、図の左側に位置する特殊清掃価格がもっとも安いということを読み取れるはずです。現場の広さやご遺体の状態にかかわらず、発見までの期間の長短が現場の汚損レベルを変動させることを知っておきましょう。

 

孤独死が発生した時期

 

特殊清掃の価格は、孤独死が発生した時期によっても変動します。一般的には、暑い季節ほど特殊清掃の費用は高くなり、寒い季節ほど特殊清掃の価格は安くなるという関係にあります。日本には四季があるために、夏の孤独死の特殊清掃費用が高く、冬の特殊清掃費用が低いということです。

 

このような相関関係の理由は、もちろん気候によって遺体の腐敗進行状況が変わるからです。気温が高い状況で遺体が放置されていると腐敗の進行具合は速くなります。したがって、亡くなってから孤独死が判明するまでの期間が同じであったとしても、気温や気候によって汚損レベルが大きく異なるために、特殊清掃費用も変わります。

 

ただし、季節だけで特殊清掃価格が決定されるわけではありません。遺体が放置されている現場の室温も価格に影響する重要な要素の一つです。例えば、酷暑の夏のある日に亡くなった場合でも現場室内がエアコンで18℃に保たれているのなら、外気に晒されるよりも遺体の腐敗進行ペースは緩やかになるはずです。逆に、冬の寒い日に室内がかなり暖められている状況で孤独死が発生した場合には、一般的な冬場の特殊清掃価格よりも多額の費用がかかることもあるでしょう。

特殊清掃の相場と考え方

それでは、特殊清掃の費用相場はどの程度だと考えるべきでしょうか?特殊清掃の費用についての考え方を紹介します。

 

特殊清掃費用に相場はない

 

特殊清掃の値段に相場といえるものはありません。これには2つの理由があります。

 

それは、特殊清掃業者ごとに設定している料金体系が大きく異なること、そして、孤独死の現場ごとに必要な特殊清掃業務が異なることです。現場ごとに必要な清掃業務が異なるうえに、当該清掃業務に関する料金設定が特殊清掃業者ごとに違うのですから、特殊清掃費用の相場を適示することがとても難しいのです。

 

まず、特殊清掃業者ごとに料金体系が違う点について説明します。例えば、部屋の間取りや配置する人員数によって費用を決定する業者や、特殊清掃作業を要する日数をパック料金で設定している業者、必要な作業ごとに一工程ずつ費用をカウントアップする業者など、実に多様です。したがって、どの特殊清掃業者に依頼するかによって支払う価格も大きく異なります。

 

次に、孤独死の現場ごとに必要な特殊清掃業務が異なる点について説明します。孤独死してからはじまる遺体の腐敗は、いろいろな要因によってスピードが変わります。先述のように季節や発見までの期間だけでなく、室内の空調状況や直射日光を浴びているかどうか、室内のどこで亡くなっているのか、あるいは、亡くなった方の体型にも左右されるものです。仮に、同じ時期、同じ環境下で亡くなった二人の方がいるとして、この二人を比較しても腐敗の進行具合や室内の汚損状況に違いが生じるものです。

以上より、特殊清掃費用の一般的な相場を指摘することはできません。

 

特殊清掃業者を選ぶときに考えるべきこと

 

特殊清掃に費用相場がない以上、標準価格を参考にして業者は選択できません。さらに、いくつかの業者に見積もりを出した結果、費用面だけに注目して安い特殊清掃業者を選ぶことはやめたほうがよいでしょう。なぜなら、極端に価格が安い業者に依頼してしまうと、充分な清掃作業が行われず、再度別の特殊清掃業者に依頼しなければいけない事例もあるからです。

 

特殊清掃業者を選ぶときに考えるべきことは、どの業者なら安心して清掃業務を依頼できるかという点に尽きます。特殊清掃では、現場を丁寧に清掃し、いかに完璧に原状回復できるかが重要なポイントです。極端に費用の安い業者や、事前にパック料金などで価格面での明朗さを客寄せの全面に打ち出しているのではなく、どのような作業工程を踏めば現場の特殊清掃を完遂できるかを利用者に明示している業者こそ信頼して清掃業務を依頼できると言えるでしょう。

 

そもそも、孤独死の現場ごとに状況が異なる以上、清掃業務には臨機応変な対応が求められるものです。にもかかわらず、最初から実施すべき業務内容など決定できるはずがありません。現場を見て、清掃業務を重ねながら、原状回復のために必要な作業は見出されるものです。

 

したがって、特殊清掃業者を選ぶ際には、利用者に対して丁寧に作業工程を説明してくれるような信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

業者に依頼する場合の依頼・作業の流れ

ここからは、特殊清掃業者に清掃業務を依頼する場合の流れや実施される作業の流れについて説明します。

 

孤独死が判明してから行うべきこと

 

孤独死が判明した場合、まずは事件性の有無を判断するために警察の手を借りる必要があります。速やかに警察に連絡をし、検視を進めてもらいましょう。この手続きを急がなければいけないのは、警察からの許可が下りるまでは現場をそのままにしておかなければいけないからです。この間も遺体の劣化は進み、部屋の汚損も深刻になる一方です。

 

同時に、孤独死が判明した現場が賃貸物件の場合には、大家さんと管理会社にも連絡をしましょう。今後の特殊清掃の流れやリフォームの期間などについて話し合う必要があるからです。

 

ここまでの事前準備が終了した段階で、特殊清掃業者に連絡をします。管理会社や大家さんとの繋がりがある特殊清掃業者にそのまま依頼をするのも悪くはありませんが、可能ならばいくつかの特殊清掃業者に対してご自身で連絡をし、費用面や作業工程などを相談してください。もちろん、電話だけで簡単な見積もりを出してもらうのではなく、実際に現場を見てもらってからの判断を仰ぐようにしましょう。

 

複数の業者を比較したうえで、最も信頼できそうな業者と契約を交わせば、あとは特殊清掃業者に作業を任せるだけです。

 

特殊清掃で行われること

 

特殊清掃業者に課された一番の目的とは、現場の原状回復をすることです。現場内のあらゆる汚損を取り除きます。例えば、フローリングに体液などが染みついてしまっている場合には、解体した上で新しい床材を張り替えることもあります。害虫が発生している場合には、これらを駆除します。感染症に関連した細菌が増殖している可能性もあるために、現場内の除菌作業も行われます。さらに、現場内の悪臭が酷い場合には、清掃業務終了から2,3日をかけて消臭装置を働かせることもあります。

 

そして、実は特殊清掃業者には、ここまで説明した現場の清掃以外にも行う作業があります。それは、遺品整理です。確かに、孤独死の現場はいろいろな汚損箇所があるために、汚損箇所の修繕が主たる業務であることに変わりはありません。ただ、故人の大切にしていたものや遺すべき遺品なども現場にはあるでしょう。したがって、優良な特殊清掃業者は、依頼者の意思を尊重しながら適宜相談する形で、遺品整理業務も同時に進行してくれます。

 

以上のようなことを考慮しながら、ベストな特殊清掃業者を探すように心がけましょう。

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